著書・学術論文 子どもと咲く花 せんせいのすてき

全然退屈そうじゃない ・・・2歳児

 

Sくんは、いつも足漕ぎ三輪車に乗っている。

今日は、いったいどんなふうに遊んでいるのか、

気になって、ずっと見ていようとしたが、

何しろ乗り物なのであるから、

他の子の相手をしているうちに、すぐに見失う。

 

しかし、総じて分かったことは、

全然、退屈そうではないということであった。

 

自分の行為の一つ一つに、向かっている姿があって、

彼の時間は、限りなく前に広がっていた。

 

ある時は、チアダンスの真ん中で踊る子たちを見上げており、

ある時は、大型遊具の屋根の下で、

隙間から見える足の形を見て楽しんでいた。

水たまりにできる車輪の後もじっと見ていたりする。

 

2歳の世界は、すべてがあたらしい。

 

子どものすてき。