日常生活の中で、子どもたちは様々な出来事に心を動かします。特に、すくすくの森での草花や虫たちとの出会いは、知的好奇心と美的感性を触発してくれます。若草幼稚園では、ほぼ1年をかけてそれぞれの学年がテーマを持ち、発達にふさわしい活動を取り入れながら、プロジェクト学習に取り組みます。内面に満ちた感動をアウトプットする子どもたちの作品は、エネルギーに満ち、一人ひとりの個性が輝いています。

子どものごっこ遊びは、生活の模倣からはじまります。周りの環境について興味関心を持ったこと、着目したことを遊びとして再現するのがごっこ遊びです。子どもは、この遊びを通して、ものとかかわり、人とかかわり、場所を構成することで、人間文化の構造を学んでいます。例えば、レストランごっこでは、食事を作り、場所を構成し、お客さんとやりとりします。そのような日々の遊びから、子どもたちが創り上げていくのが、生活発表会です。先生が、発達にふさわしいお話を選び、子どもたちと共に、一つの世界を作り上げていきます。

おかあさんたちも自分の得意を生かして、子どもたちに劇をプレゼント。
たくさんの力が合わさった劇です。生活発表会の少し前に行っています。