ここ2日をかけて、二つの学校の一日入学に付き合った。
そこで、若草幼稚園の弱点を知った!
道路を歩くのが苦手。
森はよく歩くので、足場の悪いところは得意だし、
道のないところに道を見出す力も長けているだろう。
そして、生きているものに囲まれ、
何が起こるかわからないというところで、
5感を働かせることも得意である。
ところが、道路と言う場所も、
また、ものすごく危険に満ちていることが、
この二日で痛いほどわかった。
車と言うのは、大変な暴力性を持っている。
そんなわけで、保育園の皆さんは、大変かっこよかった。
ザッと塊り、ザッと一定のスピードで足早に歩いていく。
そこには、道路いう場所が必要とする緊張感があった。
一方、若草幼稚園の皆さんは、一向に道路を渡れず、
一向にペースを合わせて動くことができなかった。
そして、すぐに疲れたと言い出した。
うーむ。
横断歩道で、「チラッチラッと両方見て渡ってよ」
と、声をかけたが、
チラッチラッを4往復ぐらいしている。
いつまで首をふるのかね。
そうこうしているうちに、今度は、遙か彼方に車が見えたので、止まる。
いや、これば渡れるわけよ。
後方に続いていた保育園さんは、
こんな若草幼稚園に、業を煮やし、にこやかに脇道へとそれていき、
合流したときには、追い抜かされていた。
そして、その距離は広がり続け、さっそうと帰っていく保育園のみなさんを、
実にかっこいいなと思ったのだった。
道路も時々歩いてね。
子どものすてき。