預かり保育の保育者的山場は、やはり寝かしつけることだろう。
1学期に「ぜったい僕はお昼寝しない。」
という断固たる姿勢を貫く男たちも、
2学期になるとガァガァと寝ているので、
いかに、子どもにとって安心が必要かを痛感する。
結局、眠たくないということの裏側には、
生存本能があり、起きて身を守っているのだろう。
そんななか、実にマイペースを貫く2歳児Yくんの話である。
なかなか彼独特のペースをつかみづらいため、
また、ツボを外すとそっくりかえって後頭部を激しく打つため、
さらに、聞かん時は、断固として聞かんため、
基本的にみちこ先生が対応している。
お昼寝の担当もみちこ先生である。
ある先生は、Yくんがやってくると「彼氏が来ましたよ。」
というほどである。
もちろん、冗談ですけどね。
(以下 みちこ通信)
なかなか寝ないYくん。
寝たり寝なかったりのYくん。
いつもは、私が寝かしつける担当をしているが、
今日は、大崎先生がそばに行ってくれた。
どうかな?!
という皆の思いがYくんに降り注ぐ。
すると、Yくんは、自ら毛布をかけ、
亀のように丸くなって、
「どうぞ。」
と言ったのだった。
そして、その次の日も実に素直に寝たのであった。
君のツボは、予想を超える。
Yくんのすてき。