鉄棒に、縄をくくりつけて、ブランコをつくる2歳さん。
ところが、Nちゃんは、なかなか括りつけることができない。
「あ~あ、Nもしたいのに!」
と怒るNちゃん。
そこで、そ~っとSちゃんが手助けする。
縄をぎゅっと括りつけてブランコのできあがり。
「よかったね、ブランコできたね。」
と私がNちゃんにいうと、
「ちがうき~!ブロック!」
と怒るNちゃん。
私は、単なる言い間違えかなと思い、
「え?」と聞き返すと、
すかさずSちゃんも、
「ブランコやろう。」と返すも、
「ちがう、ブロック!」
と言い張るNちゃん。
目に浮かぶ。
すると、私は間違ってないと
譲らないNちゃんの顔をみたMちゃんが、
「うん。ブロックやね!」
と相槌をうった。
それで一瞬まわりがシーンとなる。
(どうみても、ブロックではない。)
しかしNちゃんは、それで心が落ち着いたようで、
ご機嫌でブランコを始めたのだった。
いやぁ。
Mちゃん。
さすが第3子の社会性。
(ていうか、それは大人の呼吸ですね。)
それから、それぞれの縄跳びブランコで、
「1,2,3,4・・・」と数えながら、たくさん遊んだ。
しばらくして、私がNちゃんに、
「ブラン、ブラン、ブランコ。 楽しかったね!」というと、
「うん、ブランコ楽しかった!」と答えたNちゃん。
正しい答えをおしつけるのではなく、
「うん、そうだね!」
と気持ちに寄り添ってあげることで、
素直になれて、相手の言うことを受け入れることができる、
ということを子どもたちが見せてくれたできごとでした。