園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2018.01.30

気分的に ・・・2歳児

 

お昼寝の時間。

お母さんに会いたいと号泣したSちゃん。

抱っこしていると、

思い出したように大声で泣き、

指を吸って放心し、

また号泣する。

 

とってもしっかりしていて、

頭の回転も視野の広さも抜群の彼女だが、

また、こうやって泣きながらも、

周りの状況を把握しようと動く視線は、

さすがであるけれども、

それでも、こうやって、指を吸っては放心し、

泣きながら母を求める姿を見ると、

私たちの仕事は、本当に責任の重い仕事であることを痛感する。

 

まわりの子も、どこかしら思い当たるところがあって、

心を同じくしているから、じっと聞いている。

 

けれど、まぁ、ちょっと眠たくなった子も多くなったから、

寒いけど、毛布にくるんで外に出る。

お日様があったかい。

 

いろいろと、たくさんお話して、

ドリフの物まねまで、やってもらって、

それから、なんだか眠くなってきたSちゃん。

ふと、こうつぶやいた。

 

「なんか、テレビ見たくなってきた。

 テレビ見る。」

 

「ぶふ。」

と私が笑うと、彼女も笑う。

 

わかってますけんどね、

テレビがないことはね。

けれど、こう、ぼーっとしていたい、

けど、寝たくないって意味では、

テレビがぴったりなのよね。

気分的にね。

 

子どものすてき。