今年は、まっこと寒かった。
だから、高知では、めずらしくプール全体に氷が張った。
薄い薄い氷。
それをざるでとって、子どもに渡す。
渡した先から、落として、足で割る2歳。
さて、この氷を前に、何ができるだろうかと考える。
経験値がないもんでのう。
そうすると、割っている氷が雪みたいになってきた。
そうか、氷も雪も一緒か。
と、今目の前にして納得した。
この納得の仕方は、教科書をはるかに超える説得力をもって、
私の心に入った。
46歳で。
そして、ざら雪になった氷は、
集めると、より雪らしくなり、
それをカップにつめると、アイスクリームになり、
それを地面に「はっ」とすると、型抜きになった。
それは、つまんでも重ねても壊れなかった。
何にしようかと考える必要もなく、
「在る」ことで、何かが生まれていった。
自然素材のすてき