園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2018.03.30

笑ってなかよし ・・・みちこ通信

 

おやつの後、Lちゃんが、ブロックで遊び始める。

すると、YくんとAくんが、何も言わずに取っていく。

また来たYくんに、

「そんなに持っていかんとって!」

と、Lちゃんが怒ると、

「だって、全部いるがやき~。」

と、Yくんが強い口調で言い返す。

 

ままごとで遊んでいた子や絵本を見ていた子たちが、

この不穏な空気を感じている。

 

Lちゃんも、負けじと、

「みんなの物やき!

 全部持っていかんといて!!」

と、YくんとAくんを両手で阻止する。

Aくんは、何も言わずにこそこそと積木を持っていき、

遊びを続ける。

そして、取り合いを続けるLちゃんとYくん。

そして、Lちゃんが怒鳴る。

 

「Lは、ブロッコリーで、お家ごっこするがやき~!」

 

 

「え~、ぶろっこり~?」

と、Yくんがケタケタと笑いはじめた。

 

Lちゃんも、照れくさそうに眼をくりくりさせて笑い出した。

緊張感に満ちた空気が、一変する。

ウソのように穏やかな空気になって、

周りのみんなもつられて笑った。

そして、Lちゃんは、

「はい。」といって、ブロックをYくんに渡し、

「全部持っていかんといてね!」と微笑んだ。

 

Yくんも「うん」といって受け取って、

それぞれの遊びを楽しんだ。

 

子どものすてき。