私たちが、ダンスを覚えなければならない、
ということをきっかけに、
園庭にダンスの曲がいろいろ流れる。
いっしょに踊る。
46歳の私の踊りは、省エネである。
というわけで、身体をぐーんと回していく動きを、
ほとんど反らないでまわる。
と、Sくんの口から、こんな言葉がこぼれた。
「固いが?
身体固いが?
まみこ先生。」
まみこ先生は黙ってうなづいた。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。