年少のHくんが聴診器をもって、
「どこか悪くないですか?」ときく。
「えーと、お腹の具合が悪いです。」と答えると、
「う~ん。たしかに!
お弁当は、全部食べないといけませんよ~!
お茶を飲んだら治ります。」
といって、チラシの切れ端をくれる。
「あとは、手も痛いですか?」と言って、
手も聴診器で見てくれる。
私が「どうですか?」と聞くと、
「うん、手は大丈夫ですね。」
「すいません、足も痛いですけど!」と言ってみると、
「う~ん、それは明日ですね!」
「え~!」
「今日は、忙しいので。」
と、名医は別の患者を探しに行きました。
なんておもしろい人なのか。
帰りに、「明日は、足を見てくださいね!」とお願いすると、
「名前を書いておいてくださいね。」
ときた。
Hくんのすてき。