Hくんが、切った画用紙を盛大にばらまく。
フンガ。
保育室では、はさみで切ることを楽しむために、
細長い画用紙を用意しており、
切ったあとの紙吹雪があるわけである。
そこで、Hくんにいう。
「あ、これは卵かなぁ。どれどれ、切ってみて。
おいしいお料理できるかな。」
と黄色い画用紙を持って、切ることを促す。
お皿を持ってきて、「次は、キュウリかなぁ。」
といいながら、一緒に切る。
楽しくなって、相当集中するHくん。
できたら、「おいしい」って食べようと、待ち構え、
お皿を持ったHくんに、
「ください。」と笑顔で言うと、
「いや」
と言われた。
・・・。
そして、彼は、大好きなY先生のところに、
それを持って行った。
そうすか。
子どものすてき。