園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2018.05.30

さみしさが固まってくる

 

さみしさが固まってくると、

子どもは、一拍置くようになる。

 

だっこ。

 

と言っていたあの子が、

黙って、佇むようになった。

 

視線を受け入れず、

首を振るようになった。

 

だっこの後にくる虚しさ。

そして、だっこが終わるときに、

自分を立て直すエネルギーの減退。

どうせ、我慢するなら、最初から我慢する方がいい。

心をあまり動かしたくない、

そんな心持ちで放心している。

 

それでも、見ているね。

変わらずに、ここにいる。

そして、静かに、なんとなく、だっこしましょう。

一緒に、何も考えないで、だっこしていましょう。

 

そうして、だっこが終わっても、

必ず、次のだっこがある。

長い時間をかけて、

いろんなことを感じながら、

その固まりつつある心の氷を、

一緒に溶かしていきましょう。

 

子どものすてき。