寝起きが悪く、いつもお着替えが最後になるAちゃん。
その隣で、着替え終わったKくんが座っている。
と、Aちゃんが肩のボタンができなくて困っているのを見て、
「やっちゃおうか。」と、声をかけたKくん。
15分くらいも、頑張って留めようとするKくんだが、
なかなか難しい。
N先生がやってきて、「手伝おうか」というと、
「いやだ!」とAちゃん。
そして、「Kくんがいい」という。
そこで、またKくんは頑張り、
やっと留めることができた!
Aちゃんは、「ありがとう。」といい、
「あとで、あそぼうね。」と言っていた。
一方、別のところでは、Nちゃんが泣いている。
すると、着替え終わって、ぼーっと座っていたLちゃんが、
Nちゃんの背中をやさしくさすり、顔をのぞきこんで、
「大丈夫?」と声をかけた。
Nちゃんは、「うん。」とうなづき、涙が止まっった。
私が、「お友達にやさしくしてくれて、ありがとう。」
というと、Lちゃんは、とってもかわいい笑顔で、
「うん」とうなづき、
「だって、お姉ちゃんだも・・・。」
といった。
そうね。
年少さんになって、お姉ちゃんになったんだもんね。
夕方の保育室では、AちゃんとKくんが、
肩を並べて、製作を楽しんでいました。
子どもと子どもが生きるすてき。