久しぶりに、運動会の放送係を担当することになった。
とにかく、騒がしい。
座っていない。
すぐ茶化す。
ふざける
消える。
練習にならん。
大丈夫か・・・、というか、
これほどまでに、なぜ、騒ぐ。
クラスでは、ちゃんとやってるじゃないか、
と思う。
だが、私は心配していない。
一人だけ心配しているが、
その子も、きっとやり遂げるだろう。
何しろ、みんな根が真面目なのである。
例えば。
みんな文字が読めるので、
カンペを配っているのだが、
配った途端に食い入るように見る。
とか、
本番では、これ見ませんよ、
というと、
次の日に、もう覚えてくる子が二人いて、
ほぼ全ての子に自主練の跡が見えた。
とか、
心配している子とは別に、
一人レジスタンス男がいるのだが、
自分のやり方で納得しないと、てこでも動かないし、
ツボを外すと怒り出すので、
ツボを外さないようにすることにも一苦労するのだが、
「つ~ぎ~・・・は?」とか、一文字一文字読むので、
結局何を言ってるかわからん状態について、
「見てたら意味わからんから、
真実子先生が言ってるのを聞きなさい。」
というと、それは、ツボだったらしく、
私が、一文を流れるように読んで、
いちいち「意味わかったか。」と聞くと、
大変真面目に、毎回「わかった。」と、答えるとか。
練習が終わってからも、自分でやりたかったところを、
自分でやってみる子続出とか。
まったくまとまらんで、
あきれるしかないが、やり遂げることは間違いないだろう。
だが、いいんですかね、これで。
今日も、積み木で上がる台をつくったら、
早速、積み木を積み上げまくって、
さらに、練習している子の後ろにいる私の周りを積み木で囲んで、
私は埋められた。
そして、最後挨拶して終わったら、
「あ~、今日も楽しかった!」
といって、クラスに帰っていた。
いいんですかね、これで。
子どものすてき。