園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2018.09.20

自供 ・・・年長児

 

S氏が、あるいけないことをしてしまった。

それを、偶然、Aちゃんが見ていた。

 

その彼女の目撃証言により、S氏に疑いの目がかかる。

しかし、彼は、全面否定し、涙を流して絶対に違うと言い張り、

なんと、目撃証言者を嘘つき呼ばわりして泣かせてしまった。

 

最初の園長による尋問でも、断固たる全面否定をしていたが、

目撃証言者の素の証言ぶりを得た私が、

過失なら禁錮1年でも、嘘ついたら偽証罪で10年になりますよ、

と適当な嘘をつき、どんなにしてないと言っても、

「けんど、見た人がおりますやんか!

 見てますって。

 見られてます。」

と繰り返すと、とうとう、わざとはではなく、

滑ってしまったんだと涙ぐんで自供したのであった。

 

そこで、

あなたが嘘つきにならなくてよかった。

もし、そのままあなたを信じ続けてたら、

真実子先生は、どうなるの。

嘘をついているあなたを信じ続けて。

 

というと、何か響いたようで、

嘘をついてしまったことを担任の先生に素直に謝り、

目撃証言者を攻撃したことも謝ったのであった。

 

何より、私が思ったのは、自供を得る警察って大変、

ということと、

冒険心というのは、物事の際にあって、

大変やな、ということだった。