「やりたくない~、」
とリレーの練習でごねる男、L氏。
「なにいゆうが~。
あなた、走る度に早くなってるじゃないの。
昨日も、すごくかっこよかった。
そんなこと言わんで、走りや。」
といっても、ふにゃふにゃとぶつぶつという。
しかし、走った。
ところが、追い抜かされそうになった。
だが、踏ん張ったが、いやになって、
コースから外れていく。
な、何をするか。
追いかけて、バトンを奪い、
私がコースを走って、バトンを次の子に渡し、
それからL氏の元に行く。
彼は、三輪車を出そうとしており、それを阻止する。
「遊びたい~。」
「はぁ。みんな走ってるが。」
「遊びたい~。」
まぁ、そうでしょうね、特にあなたはね。
遊び半分で、すったもんだしていると、
そばにあった三角コーンを意味なく引っ張り上げる。
それでまた、引っ込める。
「何してんの。」
というと、
「アホなこと。」
といった。
わかってんじゃないの。
L氏のすてき。