運動会のちょっとした思い出。
2歳児の担任のM先生が、ひっぱりっこの綱を持ってきた。
最初、2歳さんが4人くらいでひっぱり、
年長さんのYくんが相手をしていた。
彼の表情には、「かわいいなぁ」という余裕の笑みが浮かんでいたが、
2歳のHちゃんの方は、憤怒の形相であった。
そして、3対5,6人で年長さんが勝った。
すると、Kくんが、Yくんを指さして、
「あの人、ダメ。
あの人、ダメ。」
と繰り返していた。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。