本園の1Fのテラスは、セメントである。
だからして、三輪車は、この上で走らないことになっている。
スピードが出ますのでね。
というわけで、主に2歳児が大好きな足こぎ三輪車は、
園庭に並べて出される。
しかし、ある日、知ってしまうのである。
こっちの方が、滑りやすいじゃん!
というわけで、ちらほら、セメントテラスを走る姿が見え出す。
けれど、まぁ、2歳ですしね、スピードも出ませんしね。
ところがそのうち、
鋭いコーナーワークを見せて、
セメントテラスからスロープを滑り降りる姿が見られるようになった。
そして、ときには、3人ほどが連なって、
しゃぁしゃぁと、テラスを走り出すに至り、
これは、いかん。
中止にしましょう、といっていた矢先に、
コーナーを曲がりきれず、たんこぶを作った。
というわけで、テラスでは、足こぎ三輪車を乗ったらいかん、
というルールが改めて、子どもたちに伝えられた。
それからは、
実にゆっくり、テラスを走る姿が見られるようになった。
禁止されても、ついやってしまう、
ですけんど、先生の目が気になる・・・。
だから、スピードが出ない。
子どものすてき。
ルールの間。