あけましておめでとうございます。
昨年は、50周年の何ふさわしく、非常に大変な年でしたが、
今年は、もう少し落ち着けるでありましょう。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
以下、みちこ通信です。
(嫌いな物を食べさせるのに困っている実習生、
および新人の先生方は、是非参考にしてください。)
今日のおやつは、ビスケットにみかん。
ところがみかんが苦手なMちゃん。
「一緒に食べようか?」と声をかける。
「おいしい!」とオーバーにいいながら、
みかんを食べて見せるも、みかんの皮をむく気配もないので、
「先生が皮むいていい?」と尋ねる。
「うん。」とうなづく、Mちゃん。
「じゃあ、一口なめてみる?」というと、
首を横にふる。
いつも頑張る子なので、無理せず残してもいいかなぁ、
と思っていたとき、同じテーブルで食べていたLちゃんが、
「牛乳より甘くておいしいよ!」と声をかけてくれた。
実は、Lちゃんは、牛乳が苦手で、最近やっと頑張って飲めるようになった。
その言葉にMちゃんも、心が動いたようで、
私と目が合うと、頑張れそうな表情をする。
「じゃあ、どのくらい甘いか、なめてみようか!」と言うと、
「うん。」とうなづいた。
「ビタミンがいっぱいあって、風邪もやっつけてくれるんだって!」
といいながら、小さくしたみかんを口に持って行くと、
一口みかんを食べられた。
よこで、Hくんが、「豆まきの豆みたい!」という。
「どうして?」と尋ねると、
「みかんは、風邪をやっつけて、豆は鬼をやっつけるから、
同じでしょう。」と・・・。
「たしかに!」
(相変わらず、天才やな、Hくん。)
Mちゃんは、この一口がよかったようで、少しずつ食べ進め、
なんと完食したのだった。
そしてそれをずっと見守っていたLちゃんとSちゃんが、
「Mちゃん、頑張って食べれてえらかったね!」と、
自分のことのように喜んでくれたのだった。
そして数日後には、
「おばあちゃんちでもみかん食べれたよ。」
という、Mちゃんの報告がありました。
よかったね。
頑張ったね。
子どものすてき。