その日は、クリスマスバージョンの誕生会だった。
忙しすぎるので、今日は遊べんというメッセージを込めて、
最初から、お祝い的洋服を着ておいた。
すると、Tちゃんに、
「まみこせんせい~、
なんでそんなフワッとした可愛い服きてんのに、
顔がこわいが~。」
と言われた。
Tちゃんのすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。