年長さんに、お弁当を食べに行った時のこと。
Sちゃんが、Yちゃんに、
「すくすくの森に行ったとき、本気でケンカしたよねー。」と首を傾け、
Yちゃんも、
「ねー。」と首を傾ける。
「それであっかんべーってしたよねー。」
「ねー。」
「けんか、したがやもん、」
「ねー。」
と声をそろえて微笑み合う。
そうでしょうそうでしょう。
あなたたちなら、そうでしょう。
でも、そうやって笑い合えるの、すてきですね。
その日の、午後、聞いた話によると、
今度は別の子とYちゃんで言い争う。
2歳のときからのお付き合い。相手は、Hちゃん。
Yちゃんは、得手勝手論理の天才。
そこでHちゃんは、とても論理的にYちゃんを正そうとする。
Yちゃんは、Hちゃんの言う内容がすでにわかっていて、分が悪いため、
なんとかしてはぐらかそうとする。
「Yちゃん、ちゃんと聞いて!」
「もう!わかっちゅう!!(こうこうこうで、こういう)ことやろ!」
と答えると、
「ちがう。」とHちゃん。
(へ?違うの?とギャラリーは思う。)
そして、Hちゃんが滔々と語る内容は、やっぱり、Yちゃんが言った内容だった。
Yちゃんは、うんざりで「へーへー」と聞いていながらも、うだうだと返しているうちに、
お別れのタイムリミットが来た。
すると、Hちゃんが、
「じゃあ、Yちゃん、明日また、3人で続きね!」
と、隣で聴いていたKちゃんを巻き込んで宣言する。
「まだ終わらないのか・・・、」とうんざりのYちゃんであった。
子ども、最高。