園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.02.20

Gくんのこと ・・・2歳児

 

私は、Gくんが大好きである。

それも、相当好きでたまらない。

その理由をあれこれと考えてみる。

 

入園したての頃、彼は、なみだ、なみだの男であった。

何かに誘っても、とてもかわいい声で、

「やめちょく。」

といった。

 

そんな彼も、幼稚園になれてくるに従って本領を発揮し、

絶妙なイジクソぶりを見せ始めた。

 

相手が取ろうとした矢先に横取りする。

相手が、乗ろうとしたその瞬間にぶんどる。

など、その絶妙さには天賦の才を感じるほどである。

 

と同時に、彼は、独特の柔らかさを持っていて、

合いの手を打ったり、並んでリズムにノッたりして、

相手の動きに添い、共にノレル男でもある。

一生、友だちには困らんだろう。

 

私は、イジクソでありながら、

「人と共に在ること」を、

感覚的に、理屈抜きにできてしまう彼に、

大変な魅力を感じているのだと思う。

 

そんな彼が、まだ2歳でありながら、

朝お母さんと別れて、寂しくてたまらない気持ちを抑え、

無理にテンションをあげて、

自分で気分を盛り上げようとする様を見た。

それは、誰の視線も意識していなかった。

 

イジクソでありながら、人に添う彼の、

たまらない孤独の頑張りを見て、

「人」の奥深さを知る思いだった。

 

私は、Gくんが大好きである。

 

Gくんのすてき。