園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.03.20

遊び=休憩バージョン②

 

で、いったん場を離れると、

また、コーヒーがあるよと誘ってくる。

「チョコがないから嫌だ。」

というと、「え~。」という。

「チョコ作ってくれたら、行くな。」

「え~、じゃあ一個だけ。」

(一個だけ?何、そのめんどくさがりよう、と思いつつ)

「一個でもいいから、作って。」

というと、「わかった。」といって、製作コーナーに行った。

 

それで、出てきたのは、

お花紙を丸めただけの、めっちゃ小さなイチゴのチョコだった。

手抜き感満載。

だが、おいしく頂こうとすると、

また、いろんな邪魔が入り、全く食べられなかった。

 

すると隣から、

「ゆいか姫がお食事しているのに、

 うるさいんですけど。」

という声が聞こえた。

別のSちゃんからクレームである。

 

ゆいか姫は、年少の頃からずっとお姫様で、

今日もお姫様であり、毅然と様々な命令を下す別のSちゃんと

とても静かに食事をしていた。

そのSちゃんによると、

Sくんは、近所の10歳の男の子で、

彼女が引っ張っていたYくん扮する猫ちゃんは、

その近所の10歳の男の子のペットで、

「ルル」という名前だそうだが、

「ルル」と呼んでも絶対に返事をせんであろうなという、

妙な確信が私にはあった。

 

それにしても、なんだかみんなが

楽そうで、居心地が良さそうで、

ゆったりしていて、バラバラで思い思いで、適当感満載で、

遊びが仕事って雰囲気の幼稚園的遊びじゃなくて、

まさしく余暇って感じの遊びもいい風景だなぁ、

っていう、妙に新鮮な気持ちに包まれたのだった。

 

子どものすてき。