園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.03.30

子どもとの攻防 ・・・年少児

 

やっとのことで、花壇ですよね、ここ。

花壇でしたよね、ここ。

というぐらいに、花を植えることができた。

温度とか、土の具合とかよかったらしくて、

ラナンキュラスが大変美しくモリモリに咲いてくれた。

 

だがしかし、毎日のように、

ボキボキボキボキと折れている部分が見つかる。

さらに、パンジーやビオラが極端に枯れそうになっていたり・・・。

ダンゴムシハンターたちの仕業である。

根元に群れているダンゴムシを毎日集めている男、主に二人。

 

だがしかし、ダンゴムシを集める、という遊びは、

非常に大事な遊びである。

そのいる場所を推測することも、大切な知性の働きである。

 

だがしかし、花がやられる。

年少だから、力加減を持続させることは難しく、

「ダンゴムシ!」という気持ちでいる彼らには、

そこで、「うえ~苦しい~!!」と叫んでいる花の気持ちはわかるまい。

 

一番は、背の高いラナンキュラスを、

手前の手に届くところに植えた私が悪かった。

次回から、それはやめようじゃないか。

 

だがしかし、花の立場も教えなくてはなるまい。

Sくんは、もうちょっと聞き入れてくれそうだが、

Hくんは、研究に徹しすぎるため、

そして、どこかドライであるため、

花のことなんぞどうでもいい、という態度が見え見えである。

 

そんな彼に、しおれた花を見せる。

その日は、何か感じてやさしく水やりをしてくれた。

 

だが次の日は、まったく関係ないっす、という雰囲気で、

ハンター業にいそしむ。

私は、花が倒される度に、「ぎゃー!」と叫び、

「やめて!」というが、まだ、真剣ではない。

そして、別の場所を提案するが、

花壇は、花が単体で植えられており、

雑草の中で探すよりも、ハンターたちにとっては快適であるため、

常に私は隙を狙われている。

 

あぁ。

どうしようかな。

 

わからんすてき。