園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.04.30

バイバイの心

 

朝、早出の時間帯。

子どもの大きな声が聞こえてくる。

 

「バイバイ!

 バイバイ!!

 バイバイ!!!」

 

繰り返されるそのバイバイは、

魂の叫びに聞こえる。

 

お母さんとの別れについて、

自分を納得させようと必死であると同時に、

「絶対に僕のこと忘れないでね。」

「絶対に僕のこと、お迎えに来てね。」

と、そう叫んでいるように聞こえる。

 

そういえば、お母さんやお父さんと別れるときはギャン泣きで、

すぐにケロリンコの子もいる。

それを年長さんまで続ける子もいて、

「ええ加減にやめなさい。」というと、

次の日からやめたりするが、結局のところ、

「私は幼稚園の子であることを認めますが、

そう簡単にあなたと離れて大丈夫と思ってもらっちゃ困りますよ。」

という意味の、彼らの年中行事というか、日課なんでしょう。

 

けれど、その朝の「バイバイ」を聞いていると、

 

安心でいてもらわなきゃ。

 

と、やっぱり心が引き締まる。

 

子どものすてき。