Kちゃんが、両手いっぱいにトロっトロの泥を持ってきた。
私の目の前で、ぼとっ、ぼとっと落とす。
そして、
「うんち。」
という。
まさしく。
「くっさ~。」と鼻をつまんでみせると、
うひゃひゃひゃひゃと笑う。
「さわって。」
というので、
足で踏むふりをして、
「うぎゃぁ~。」
というと、
さらにゲラゲラと笑って、
「もういっかい、持ってこよっと。」
と軽やかに去っていった。
どろんこのすてき。