「Hが見つけたー!」
と、自分の発見を年少のHくんが喜んでいる。
今度は、クモが糸を垂らし、
下に降りてからスルスルと上に上がってきた様子をみて、
「クモさんブランコしてるみたい。」
という。
すると、隣に居てそのクモを捕まえようとした、
Kくんの手が、ふと止まり、
「Hくんて、かわいいね。」
と言って、私を見、
どこかへ去っていった。
Hくんの見ている世界を、大切しようって、
思ったんだね、Kくん。
Kくんのすてき。