年中のHくんが、二階から外を見ている。
今日は、雨。
隣に行くと、彼がこういった。
「雨が降ったら、涙が出る。
お父さんに会えんで、さびしいもん。」
イケメンの君がそんなことをいうと、
世界中の女の子が、君に恋するかもしんない。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。