園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.07.30

複雑・・・。 ・・・年長児

 

お泊まり保育が明けた朝には、

一人一人に「頑張ったね」と表彰状を渡すことになっている。

「これって、ほんまいるんかいな。」と密かに思ってきたが、

家で何度も読み返している、という情報を得て、

「やっぱりいるんだな。」ということがわかった。

 

実際、これを渡すときの、

あまりに嬉しそうな、晴れ晴れとした顔を見て、

思わず見とれていたが、

これを渡すとき、案の情、ものすごくヘタな人がいた。

名前を呼ばれたら、ずんずんとやってきて、

片手でわしづかみして、何も言わずに去って行った。

 

その場で注意することはしなかったが、

朝ごはんのとき、隣に行ってこういった。

 

「Hくん。

 君は、とってもいい子だし、

 まみこ先生は、君が大好きだから言います。

 表彰状もらうの、一番ヘタやったで。」

 

すると、彼は、「うん」とうなづき、

ごろにゃんと私に寄りかかってきたのであった。

 

ヘタのことよりも、好きの方が効いたらしい。

つまり、主題よりもサブ主題がメインになった。

 

複雑。

 

子どものすてき。