久しぶりに、年少さんに赴く。
手厚い歓迎を受け、ひっくり返っておしつぶされる。
と、Sちゃんが、きれいに風呂敷で包んだケーキを持ってきてくれた。
「なんて、上手に結んであるんでしょう。」
と言いながら包みをほどき、ケーキを頂く。
と、Yちゃんが、「病院来て下さい。病院。」
と誘ってくれる。
「え、病院。
わかった。」
そこで、私は、ケーキを頂き、
それから両手を合わせて「おやすみなさ~い」と寝るフリをし、
「朝になりました。」といって起き、
「ゲホ、ゲホゲホッ」と咳をして、
「なんか、風邪引いたみたい。
熱が出ました。」
というと、Yちゃんが、
「手術できます。手術。」という。
え、手術・・・。
んじゃ、やり直すか。
と、私は、もう一度Sちゃんのケーキを食べ、
そして、「おやすみなさい」をし、
パチッと目を覚ましてから、
「うぅっ!!お腹が痛い!」
といって、Yちゃんの病院に向かった。
そこで、寝転ぼうとすると、
「手術はあっちです。」と別のところを指さされた。
「え?
あっち・・・。
わかりました。」
とそちらに向かおうとすると、
「駐車券、持って行って下さい。
駐車券。」
という。
「はい?
駐車券・・・。
じゃ、私、車で行くのね。」
と言って、運転するフリをして、手術場に向かった。
そこで、寝っ転がり、
「痛くしないで下さい。」
というと、
「痛くする。」
と私を見下ろしていたRちゃんに言われた。
子どものすてき。