園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.08.20

病院にて ・・・年少児

 

久しぶりに、年少さんに赴く。

手厚い歓迎を受け、ひっくり返っておしつぶされる。

 

と、Sちゃんが、きれいに風呂敷で包んだケーキを持ってきてくれた。

「なんて、上手に結んであるんでしょう。」

と言いながら包みをほどき、ケーキを頂く。

 

と、Yちゃんが、「病院来て下さい。病院。」

と誘ってくれる。

「え、病院。

 わかった。」

 

そこで、私は、ケーキを頂き、

それから両手を合わせて「おやすみなさ~い」と寝るフリをし、

「朝になりました。」といって起き、

「ゲホ、ゲホゲホッ」と咳をして、

「なんか、風邪引いたみたい。

 熱が出ました。」

 

というと、Yちゃんが、

「手術できます。手術。」という。

 

え、手術・・・。

 

んじゃ、やり直すか。

 

と、私は、もう一度Sちゃんのケーキを食べ、

そして、「おやすみなさい」をし、

パチッと目を覚ましてから、

「うぅっ!!お腹が痛い!」

といって、Yちゃんの病院に向かった。

 

そこで、寝転ぼうとすると、

「手術はあっちです。」と別のところを指さされた。

 

「え?

 あっち・・・。

 わかりました。」

 

とそちらに向かおうとすると、

「駐車券、持って行って下さい。

 駐車券。」

という。

 

「はい?

 駐車券・・・。

 じゃ、私、車で行くのね。」

 

と言って、運転するフリをして、手術場に向かった。

 

そこで、寝っ転がり、

「痛くしないで下さい。」

というと、

「痛くする。」

と私を見下ろしていたRちゃんに言われた。

 

子どものすてき。