園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.10.10

兄妹の愛 ・・・みちこ通信

 

Kくんが妹のSちゃんの手を引いて、バスから降りてくる。

Sちゃんのお顔をみると、涙が一粒、頬に残っている。

「だいじょうぶ?」

と声をかけると、

「起きてから、ご飯食べてから、ずーっと泣いていたが。」

と兄が説明していくれる。

「そうかぁ。

 お家にいたかったのかなぁ。」というと、

「昨日とその前に、お休みしてたから。」

とKくん。

 

すばらしい兄妹愛。

 

私が、そっと涙を拭いて「だっこしようか?」というと、

Sちゃんが、何か小さな声で言う。

「なに?」と聞くと、兄が、「いいって。」と言って、

二人でぎゅっと手をつないだ。

そして、Kくんは、「だいじょうぶ。」と私に目でサインを送った。

「そうか!いってらっしゃい!」

というと、うなづいて、二人で階段を上がって行った。

 

家ではけんかしても、外では助け合う子どもの姿に、

心が温まります。

 

子どものすてき。