そんなわけで、全員が園庭に集合し、
全員の無事を確かめた後、
私は、「たられば」の話をし始めた。
地震は、いつ起こるかわからない、
だから、地震のとき、みんなはどこにいるかわからない、
だから、居たところから一番安全な場所に、
すぐに逃げなければならない、
例えば、下のお部屋にいるかもしれない、
上のお部屋かもしれない。
トイレかもしれないし、
階段かもしれない、
そんなとき・・・、
と話していたら、
目の前のKくんが、大変泣き虫のKくんが、
「一つ抜けた。」
と言った。
なんと、冷静か。
私の話をタダ聞くのではなく、
咀嚼して聞いてくれていた。
どこかな。
ホールか?
子どものすてき。