園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2019.11.10

子どもと子ども ・・・みちこ通信

 

お昼寝のあとのおやつは、

子どもたちが何より楽しみにしているものです。

ところが、おやつが配られてもブルーな表情のKちゃんとNちゃん。

どうも、柿が苦手なようです。

 

「甘くておいしい!」

と食べて見せても、手をつけようとしません。

そこで、Nちゃんに、

「この柿、甘くてメロンみたいだから、

なめるだけ、なめてみる?」と口に近づけてみると、

ペロッとなめてみました。

表情が緩んだので、「甘かった?」ときくと、

「うん」とうなづきます。

「じゃあ、一口かじってみる?」というと、パクパクと食べました。

 

一方のKちゃんも、思ったよりおいしかったようで、

一口一口、時間をかけながら食べ始めました。

次々と食べ終わった子どもたちが外に遊びに出て、

私とKちゃんとKくんが、残りました。

Kくんは、ちょっと自分の思いが通らなかったことがあって、

ご機嫌斜めの様子。

しかし、Kちゃんが気になるようで、

「早く食べんと、お化けが出るかもしれんで!」とせかします。

とそのとき、ガタッと音がして、

3人とも、ドキッとして、

Kちゃんが、その勢いでパクッと柿を食べました。

 

「すごい、Kちゃん。全部食べれたね!」というと、

「行くで!」とKくんが外に誘います。

Kちゃんが、先に靴を履いて行こうとすると、

 

「手をつないでいくがやろう。」

とKくん。

 

なんと。

 

そして、二人で手をつないで階段を降りていきました。

 

彼女が食べ終わるのを待っていた彼氏。

というわけでした。

 

子どものすてき。