給食のぐる煮。
その中の小豆を食べたくないと最期まで残しているLくん。
「ぜったいおいしいから、食べよう。」と食べてみせると、
一つ小豆を持って、「もう、捨てる。」と席を立つ。
そして、鏡の前に立つLくん。
どうするかな、と見ていると、
鏡を見ながら「パク」と口に入れ、
「う~ん、おいしい!」と言って帰ってきた。
「Lくんにだまされた~。」と私が笑うと、
嬉しそうに残りの小豆を一粒ずつ「おいしい!」と、
言いながら全部食べた。
「がんばったね!」と言ってタッチすると、
「えへへ。」と笑い、
「みちこ先生をだましたが。」と言っていた。
いやいや、本当は頑張った自分が、照れくさかったのよね。
子どものすてき。