せっかく森があるので、
森の保育をやることにした。
在園児に連絡。
申し込みの電話の後ろで、ものすごい「いやだ」を連発するHくん。
目に浮かぶ。
そしてその「いやだ」ぶりに負け、一度電話を切るお母さん。
だが、結局森にやってきた。
「あらぁ!
いやだいやだいやだいやだやったのに、
森に来てくれて嬉しいわぁ。」
と園長ドウモトマミコ。
薄い笑いを浮かべるHくん。
その帰り、彼は私と一緒に歩きながら、こう言った。
「もう、こない。」
「あぁ、そう。」
「また来る。」
「それは嬉しい。」
「毎日来る!」
「それは無理。」
子どものすてき。