園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2020.05.20

頑張ってみる ・・・年長児

 

「持ってきたらいかん」というお人形を何度も持ってきて、

さらに、あばれる風味も出し、

ここ最近、職員室に乱入してはいらんことを繰り返していたので、

和室にて、注意を施す。

 

なぜ持ってきたらいかんかというと、

お兄ちゃんになり、お父さんのように、

大人になるためにここに来ているのであるのから、

それはいらん!それで遊ぶより、土で遊ぶ方が大事なんや、

なんたらかんたら。

 

それに、幼稚園に持ってくるということは、

みんなで使うということや、

それができるのか?

もちろん「できん」と首をふる。

 

というわけで、彼にしては珍しく、

涙を流し、ものすごい長い時間の沈黙に堪え、

じっと座っていた。

 

「朝の荷物したのか?」

「してない」

と、首をふる。

「行って、ちゃんと準備してきなさい。」

 

黙って、うなづき自分のクラスに向かう。

そして、下りてきたときに、忍者試験のカードをぶら下げていた。

 

うーむ。

そこまで、響いたか。

 

そして、残っていた最後の一つの技を先生とずっと練習し、

とうとう合格し、巻物をもらったのであった。

 

そこまで響くと思っておらず、

あまりのおりこうぶりに、

続かんぞ、そんなに無理せんでよろしい、

なんて、いらんことを言いそうになったが、

 

無事、その後、無理はしてなかった。

 

子どものすてき。