高い青空。
向こうには、白いすじの雲。
そして、温かな陽射し。
園庭に広がるのは、はなやかな子どもたちの声です。
よいしょー。
よいしょー。
そう、12月11日は、おもちつきでした。
お父さん、お母さんと共につくられる豊かな時空間。
お父さんの腕が舞い、子どもの声が重なっていきます。
お母さんの返す手つきに、しばし見入り、
そしてまた、杵とおもちが出合う音と、子どもの声が重なっていきます。
なんて、楽しそうなんでしょう。
お父さんとお母さんに、笑顔と笑顔。
そして子どもには、笑顔と驚きと集中の目。
子どもは、リズムを持った単純なことに飽きないものですが、
この「よいしょー」も、限りなく楽しみました。
お手伝いに来てくれたお母さんに、Mくんが言いました。
「お母さん、なんの係?」
あー、わかってるのね。
一つの出来事をつくりあげるためには、いろんな役割があるということ。
このおもちつきだって、蒸す人、つく人、返す人、丸める人、全体を調整する人、準備をする人、洗う人、いろんな人のおかげです。
そのことに、気づいているのね。
なんだか、とっても嬉しかったです。
給食のあとには、さっそく、おもちつきごっこを楽しんだ子どもたちです。
ちゃんと、つく人、返す人、まるめる人・・・、がおりました。
若草幼稚園は、幸せなようちえん。
おかあさん、おとうさん、こども、せんせい、
みんなのすてき。