それにしても、今年のコンサートも、最高でした。
まず、岡林立哉さんの馬頭琴。
「新しい風をお願いします」ってお願いしていたのですが、
いやはや、最高にすてきな風を吹かせてくれました。
全部がすばらしかった。
岡林さんの身体を通して生まれる、
地の声、風の音、舞うエネルギー、すべてがすてきでした。
そして、野村京子先生の渾身のピアノ。
曲そのものに導かれ、尚且つそれは紛れもない野村京子さんである、ピアノの響き。
観客の呼吸まで取り込んだその演奏は、美しく、凛々しく、エレガントで、
音楽は、その人の人生のそのもの・・・、
そんなことを感じさせてくれる演奏でした。
最高やね。
最後は、すくすくファミリー合唱団、それも混声による、「ハレルヤ」。
今年は72人!!20回記念ということで、久しぶりの方々も帰ってきてくれました。
これを最初に歌いますとね、
なんじゃこりゃ、と思います。
なに、この難しい曲。できんよ、できん。
ところが、一回歌いきってしまうと、
ぜったいやめられない。というか、「やめてたまるか」になります。
周りの方が、もう、プロってるね、なんて言ってくれるのですが、
今年は、「ハレルヤ」という曲そのものに導かれましたね。
クライマックスに至る、あの盛り上がり!
やめられんち、もう。
ほんま、快感でした。
子どものすてきに、大人のすてき。
年末、若草幼稚園、一大イベントでした。
2013年も残すところあと一日ですね。
この一年を振り返ると、ほんとうに、いろいろなことが、私の中を通り抜けていきました。
たくさんのものを得て、たくさんのものを失った年でした。
最後に残っているのは、人を想うとても純粋で透明な気持ちです。
それは、四角い氷の形をしています。
時が巡り、その氷が暖かいお日さまの光を受けて大地に沁みこみ、
美しい花々を咲かせてくれることを祈っています。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。