年長さんのところに、お弁当を食べに行った時のこと、
先に食べ終わった女の子二人のしぐさに、
すっかり目を奪われてしまいました。
まず、ごっこのドレスを身に着け・・・、
頭にスカーフを巻く。
それから、薄布を腰に巻き、
すっかり、お嬢様、お姫様の所作で、
時折しずしずと歩きながら、
ごっこの場をつくりはじめる。
ござを敷いて、
(ドレスに日本風ござ・・・。)
それからテーブルをセット。
その上に、テーブルクロス。
いやに分厚い・・・。(いつもは布団?もしかして)
それから、まわりに柵。
そのなかにしっとりと座って、
今度は、うでに薄布を巻いて飾る。
その優雅な動きに、
すっかりみとれてしまう私。
まるで、女性のお化粧を見ているよう。
そして、先生を呼ぶこと、
「せんせい、うどんできたよ。」
「うどん?」
「うん。ここ、うどんやさん。」
そうか、うどんやか・・・。
お姫様が経営するうどんや。
二人の優雅な動きにすっかりみとれていた私は、
うどん屋と聞いてぶっこけましたが、
いや、やはり、彼女たちの優雅さを支えるグッズを用意したいものだと
心底思ったのでした。
白いテーブルクロスとか、洋風のカーペットとかあったらすてきよね。
ごめんね、いろいろ・・・。
なりきるすてき。
女の子のすてき。
子どものすてき。