園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2020.10.30

人の気持ち ・・・年長児

 

はと組に入ったときのことである。

お昼になり、テーブルを出す。

ところが、Aちゃんが、「一人で座りたい・・・。」

と言い出した。

「え~。空いてるやん、いっぱい~。」

と言うと、

「でも、一人がいいがやもん。」という。

「え~。」

また、テーブル出すんかいな~というふうに、渋っていると、

なんとNちゃんが、

 

「ちょっと~!

もし、まみこ先生がAちゃんやったら、

どんな気持ちする~?

考えてみいや~。」

 

と怒り出した。

 

・・・。

 

「ん~。

嫌かもしれん。」

 

「ほら、みてみいや~。

そんなこと言いなや~。」

 

と説教される。

 

「はぁ、すんません。」

と私は謝り、ふと、ままごとの円形座卓が空いているのを見て、

 

「あ、あそこ空いてるやん。

あそこにしてや。一人やし。」

というと、私とNちゃんのやり取りを黙って見ていたAちゃんは、

快く「うん、いいよ。」と言ったのであった。

 

丸く収まった子どものすてき。

というか、相手の立場に立ちなさいと説教するNちゃんのすてき。