園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2020.11.10

色を見出す ・・・年長児

 

年長さんは、描画で好きな虫と苦手な虫を選んだ。

苦手とするものを、よく見てみようとする姿勢は、

生きる力として大切なものと思える。

 

線に動きが出る箸ペンと墨で下絵を描く。

 

うーむ。

君ら、天才やね。

 

ところが、色を塗る段になって、

一色塗りつぶしという事件が起こった。

うーむ。

そこで、点々塗りを推奨する。

だが、問題はそこではない。

問題は、色が見えているかどうかなのである。

彼らが描くバッタやカナヘビ、ムカデやカマキリたちのなかに、

いろんな色を見出すことができれば、

それを表現したくなる。

細かく見えた物を細かく表現したければ、

自然と点々塗りは必要感と共に、技法として採用される。

そこが、足りないんじゃないか。

 

というわけで、

虫も少なくなりそうなこの時期に、

森で片っ端から虫を捕まえて、観察した。

そこには、本当にいろんな色が見つかった。

先生がみんなが言った色と持ってきた画用紙を合わせてみせる。

 

全然違う!

 

というわけで、

子どもたちは、パレットの上で自分の色を作り、

自分の絵を細かい技法で、色づけしていった。

 

うーむ。

天才や。

 

子どものすてき。