園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2020.11.30

ぼくとせんせい ・・・年少児

 

Sくんが、積み木で何かを作り始める。

かなりかっこいい形のものだ。

飛行機かな。

 

この日は、園内研修で、私はお部屋の様子を立ってじっと見ている。

 

彼は、あらかた形を作り終えると、

製作コーナーにある紙片に目を留めた。

そして、「これで、電池がなくても困らないように。」

と言って、それを作った乗り物に貼り付け、

おもむろに私を見る。

自分の思いつきを、共有したい心持である。

 

そして、意外にも私と目が合ったSくんは、

嬉しそうに「にこっ」と笑った。

 

かわいいなぁ。

 

それから、彼は、次々と別のところにも貼り始めた。

私はその時、別の方向を見ていたが、

ふと、彼が、その紙を貼っては、

私を見ていることに気付いた。

2回ほど、目が合わなかったのかもしれない。

そこで、今度は、彼の動きを眺め、

ここぞ、というところで、目を合わせた。

 

すると、彼の顔にお花が咲いた。

 

かわいいなぁ。

 

子どものすてき。