園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2020.12.10

子どもの事情と大人の価値観 ・・・年少児

 

最近、持ち物の管理ができない子どもが目立つ若草幼稚園。

だが、これは全体的な流れでもあるようだ。

小学校の先生たちも、ここで頭を抱えているらしい。

 

さて、今の子どもたちの流行りは、

カバンの蓋を開けっ放しにしていることである。

人数が多すぎる。

 

ある日、私は先生の代わりにうさぎ組さんに入った。

そこで、カバンを開けっ放しにして片づけようとする姿を発見し、

 

「ちょい待てい。

ちゃんと、閉めてここを。」

というと、

「あとで、入れるときに、めんどくさいもん。」

という。

 

 

なるほど。

利便性か。

後でお弁当の袋を入れるときに、

開いていればそのまま入れることができる。

先を見通した子どもなりの理屈に、感心する。

 

だが、待てい。

 

「あのね。

こういうのを、だらしがない、と言います。

ちょっと、閉めてみなさいや、ここを。」

といって、チャックを閉めさせる。

「ほら、きれいやろ。

きちんとしてるろ。」

というと、

ほう・・・。

という、一応納得した顔で見ている。

さらに、

「ここも、ちゃんと閉めます。

ほら。」

といって、カバーも閉める。

 

「ほら、きれいやろ。

これを、きちんとするというが。」

というと、彼は納得したようにうなづいた後、

 

「まみこ、だいきらい。」

 

を連発していた。

 

子どものすてき。