園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.01.10

いいよ。 ・・・年長児

 

子どもというのは、自分がすることの後先が、

考えられないものである。

というわけで、大縄を至近距離で振ってしまい、

二人の男の子に当ててしまった、Hくん。

自分のしたことに後悔し、

後悔しすぎてヤケクソになり、

倉庫から変な物を引っ張り出してきている。

 

当てられた男の子は、相当痛かったらしく、

一人は首筋を冷やしながら怒りを静めており、

もう一人は、怒り爆発にて、

2回、わざわざ、Hくんのところに行って、

 

「絶対許さん!!」

と言ったらしい。

 

ヤケクソのHくんは、靴箱にのぼって、

このヤケクソのエネルギーを、

どう解消しようかと考えているようだ。

そこで、

わざと痛めつけようと思って、

やったんじゃないことは、わかっているから、

ちゃんと下りて、謝りなさい、と言う。

 

そこで、Hくんは気を取り直し、

まず、Yくんに謝る。

Yくんは、「いいよ。」と言ってくれた。

さて、次はもう一人のYくんである。

 

「お、おった。おった。」

と連れて行こうとすると、

 

「ぜったい、ゆるさん!」

 

と叫ぶY氏。

 

「まぁまぁ、そう言わんと。

聞くだけ、聞いちゃってや。

はい、言いなさい。」

 

「ごめんね。」

 

「いいよ!」

 

あら、即答やん。

 

そして、「自分から、いいよって言った。」と笑った。

許す爽快感でしょうか。

恨み溜めとくのも大変やもんね。

 

子どもって、予測つかんなぁ。

 

子どものすてき。