いつものことだが、だいたい生活発表会の本番で、
見違えるクラスがある。
それはつまり、見違える前があるということである。
この日は、年長さんのクラスの劇を年中さんが見に行った。
およそ1時間、てんやわんやな劇だったにも拘わらず、
年中さんは、ちゃんと座って年長の二つの劇を見続けていた。
そして、海賊とワニが戦っている場面が終わって、
ピーターパンが入っていき、なんやらかんやら、
どう見てもごちゃごちゃにしか見えんのに、
「ワニに食べられるで!」
と心配していた。
また、年長の作った巨大ロボットを見て、
「感動した。」
という声をもらし、ダンサーの見せ場では、盛大な拍手を送っていた。
本番間に合うか!とハラハラする大人の目とは違う、
子どものまなざし。
子どもと子どものすてき。