その後、照れ屋のAくんも合格した。
なかなかいいお顔でいる。
今は、照れた様子もない。
そこで、名前を呼ぶ。
「はははははは。」
といって、姿勢が崩れる。
「いやいや、」と言って、
高らかに、もう一度名前を呼ぶ。
すると、「はい。」と言った。
お。
そして、巻物を渡すと、なんと自分から
「ありがとう!」
と言った。
また、ふんがー、と叫ぶ。
いいことって、子ども同士響いていくんだなぁ。
子どものすてき。