2歳のDくんと花壇でお話していると、
ミミズが現れた。
おぉ!ミミズ!
と盛り上がる。
それで、私が草を引いていると、
Dくんが、
「ミミズがおるよ~。」
というので、
「うん、そうだね~。」
と相槌を返すと、
「そうじゃない!のぞみ先生にいゆう!」
と怒る。
そうすか。
で、Dくんは、
「のぞみせんせい~。
ミミズがおったよ~。」
と担任であれば、ものすごくうれしくなる口調で言う。
ふと、どこにおるんやろうと、
視線をあげると、のぞみ先生は、はるか彼方であった。
「そんな声で、聞こえるわけないろ。」
というと、
にやっ、と笑った。
子どものすてき。