園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.03.10

聞こえんし ・・・2歳児

 

2歳のDくんと花壇でお話していると、

ミミズが現れた。

 

おぉ!ミミズ!

 

と盛り上がる。

それで、私が草を引いていると、

Dくんが、

「ミミズがおるよ~。」

というので、

「うん、そうだね~。」

と相槌を返すと、

「そうじゃない!のぞみ先生にいゆう!」

と怒る。

 

そうすか。

 

で、Dくんは、

 

「のぞみせんせい~。

ミミズがおったよ~。」

 

と担任であれば、ものすごくうれしくなる口調で言う。

 

ふと、どこにおるんやろうと、

視線をあげると、のぞみ先生は、はるか彼方であった。

 

「そんな声で、聞こえるわけないろ。」

 

というと、

にやっ、と笑った。

 

子どものすてき。