園長ブログ

子どもと咲く花

保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。

毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。

けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。

あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。

きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。

子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。

2021.04.20

赤ずきんちゃん的な ・・・年中児

 

新年度の森スタート。

お父さんに似ている森の先生を見つけたKちゃんは、

傍を離れようとしない。

そこで、クラスの子どもたちには先に行ってもらって、

後から、向かうことにした。

 

しゃしゃぶで、合流できるといいな。

とは言え、久しぶりにかかわりを持つので、

なかなかタイミングがつかめない。

どちらかというと、「Nさんから離す人」になってしまっている。

 

そこで、つかず離れず、時を過ごす。

 

と、たんぽぽの綿毛が目に入った。

「Kちゃん、見て~。

ふ~。」

と綿毛を飛ばす。

 

すっかり、気に入ったKちゃん。

傍に寄ってくる。

一緒に、「ふ~。」をして、

「やった~。」と喜んで、

時には、手でつまんで飛ばす。

 

「あ、こっちにもあるよ~。

Kちゃ~ん。」

 

と別の綿毛を指さして取りに行く。

 

そうして、私は、しゃしゃぶへのルートを見据えて、

たんぽぽの綿毛と共に、Kちゃんをいざなう。

 

その気分は、

「あかずきんちゃん。

こんなにきれいなお花がたくさんあるのに、

摘んでいかないのかい。」

と誘う、オオカミであった。

 

そうして、私たちは、無事しゃしゃぶにつき、

みんなで、かくれんぼの数を数えたりして、

楽しんだ。

 

子どものすてき。