Sちゃんが、はと組の入口で通せんぼする。
「入っちゃだめ~。」
「なにを~。」
と片足を突っ込む。
すると、「だめ~!」と笑い、
「鬼は~そと~。」
と言った。
奥で、おばあちゃん先生が、
ぶっ。
と、笑っていた。
子どものすてき。
保育の醍醐味は、なんといっても先生のものです。
毎日がとても新しくて、きらきらしています。その点、園長といえばお花の世話をするか、えらそうにするか…。
けれど、決まったことがない分、ゆったりとここにいて、あの子、この子に出会えます。
あいまいな存在であるからこそ出会えるあの子のすてき、この子のすてき。
きらりと光る子どもたちの姿を心に留めておきたくて、こうしてコラムを書いてみることにしました。
子どものすてきが、どうか、みなさんに届きますように。