4月と言えば、涙の季節。
それぞれが、思い思いにお家の人からの別れを悲しみ、
涙し、そして、強くたくましくなる季節。
そんななかでも、時々、
かわいそうではない涙を流す子がいる。
だから、「あっかんべ~。」をしたくなるのだが、
まだしていない。
だが、そのうちするだろう。
Rくんは、都合が悪いと、
わ~わ~と泣く。
それで、こちょばしたり、歌を歌ってごまかすと、
ちゃんとごまかされる。
お弁当の準備の時間、わ~わ~言っているので、
「今日のお昼ご飯何かな~。
それはね~。
ハァ。」
「はぁ。」
「ン~。」
「や~ぎ~。」
は?
ヤギ。
なんで、ヤギ。
「今日のお昼ご飯は何かな~。
それはね~。
ハ~、ン~、バ~。」
「や~ぎ~。」
ヤギ・・・。
てなわけで、黒ヤギさんのお手紙の歌を歌うと、
すっかりごきげんになったのであった。
子どものすてき。